更年期 冷え性

更年期と冷え性

更年期の冷え性について

年齢を重ねると、若い頃は冷え性では無かった人でも、手足の冷えを実感するようになってきます。

 

更年期と冷え性

女性は男性と比べて熱を発生させる筋肉量が少ないので、もともと冷えやすい身体とも言えるのですが、更年期の時期になると特に冷えを訴える人が増えてくるのです。

 

実際に、若い頃はまったく冷えを感じなかったという女性でも、45歳を超えた頃から足首の冷えを感じて、足首ウォーマー(レッグウォーマー)が欠かせなくなった。

 

冷えると腹痛が起きるとか、足の先、特に親指が痛いくらいに冷えてくる、腰(背中の下)あたりが急に冷えるようになったという話も聞きますね。

 

元々が冷え性の女性の場合は、もっと悪化してしまうわけですから、かなり辛い症状ということになります。

 

更年期の症状が多々ありますが、根本原因は「エストロゲン(卵胞ホルモン)」の分泌量が急減するためホルモンバランスが急に乱れて起こる自律神経の失調が原因です。

 

ホルモン剤個人輸入改善には女性ホルモン剤の服用、パッチなど、ホルモン補充療法(HRT)が一般的ですが、日々の生活習慣の見直しも大切です。

 

ホットフラッシュと冷え性?

 

更年期の代表的な症状であるホットフラッシュ(ほてり、のぼせ、多汗)のある女性でも、手足は冷えているという「冷えのぼせ」の場合が多いのです。

 

ホットフラッシュの症状があっても、身体の芯は冷えている・・・末端まで血液がめぐっていないという状況なのです。

 

女性ホルモンのバランスが崩れることにより、自律神経も乱れてしまい、血流量の調整コントロールができなくなっている混乱した症状です。

 

上半身は熱くてのぼせているのに、下半身は冷えてて寒いというような、矛盾した状態の人も少なくないのですね。
手や足、腰も冷えている、身体が温まらず常に冷えている、本当に辛いものですね。

 

  • 夏でも、素足ではいられず、ソックスが手放せない
  • 冷えすぎて。指先や、足先が痛いくらい
  • 冷えて腰痛がひどく、歩けないくらいに辛い
  • 湯船に入っていても、なかなか温まらない

 

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冷え性の対策は?

 

更年期の冷えも、一般の冷えも、症状としては大差ありません。
冷え対策も、大きくは変わらないのです。

 

まずは、冷たい飲み物や食べ物を避け、温かいものを口にすること。

 

冷えやすい食物 夏野菜(きゅうり、トマト、レタス、白砂糖)や、甘味類は控えた方が良いでしょう。

 

白砂糖を使ったスィーツやアイスクリーム類などは、特に身体を冷やしますし、加齢とともに基礎代謝も落ちているので太りやすくなっています。

 

肥満などで脂肪が増えると、断熱材のように脂肪が熱を遮断して、体内の冷えを放出できず貯めこんでしまったりします。

 

つまり脂肪が余計に身体を冷やす結果となり、体温も下げやすいので、余計に冷えが悪化するのです。

 

「加齢」 → 「基礎代謝の低下」 → 「肥満」 → 「冷えをためる」 → 「肥満」

 

と、女性にとっては、かなり深刻な『負のサイクル』ですね。 

 

温める食物、根菜類(れんこん、にんじん)、冬野菜、香味野菜類(長ねぎ、生姜、にんにく)などを積極的にとるようにしましょう。

 

冷え性には暖かい飲み物と入浴で改善

 

飲み物はコーヒーや緑茶よりも、紅茶やほうじ茶などがお薦めです。

 

生姜湯、葛湯(くずゆ)なども良いですよね。葛は身体を温める作用があり、葛根湯という漢方もあるくらい冷えには効果的です。

 

軽い運動や規則正しい生活、腹八分目のバランスの良い食生活をすることも、冷え対策には大切なのです。

 

冷えに効果のあるツボとして、足首の内側あたりの「三陰交(さんいんこう)」を刺激するのも良いでしょう。

 

足首ウォーマーは、「三陰交(さんいんこう)」を冷やさないためにも有効かもしれませんね。

 

冷え対策の入浴法として、半身浴や足浴も有名ですね。

 

ホットフラッシュなどでのぼせやほてりがある場合は「足湯」「足浴」や、手と足を温める「手足浴」も効果的です。

 

肩こりや頭痛がある人は、半身浴よりも肩まで浸かる全身浴のほうが、肩も温まり、マッサージ効果があるのでおすすめですよ。

 

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